先日の17日に、「edge発 社会起業家トークイベント」を開催しました！
3名のedge出身の社会起業家をゲストにお招きし、どのように起業を始められたのか、本音トークを行いました。
まずは、株式会社Silent Voiceの代表・尾中さん。
尾中さんのご両親は耳が聞こえません。学力があるにも関わらずなかなかやりたい仕事に就くことができなかったというご両親のような人を助けることが、自分にしかできないこと何じゃないかと考え、これまで勤めた広告代理店を退職。現在は耳が聞こえない人の特性を活かすための事業を展開されています。
会社を立ち上げてまもなくedgeの合宿に参加。しかしながら、ファイナル手前の３次選考で落選されました。当時はなぜ落ちたのか、全く腑に落ちませんでしたが、昨年・今年とedgeのメンターとして関わることで、何が自分に足りていなかったのかを再認識し、行動へと変わっていかれたそうです。現在は大手企業とも協働して事業を展開。昨年「みんなの夢AWARD」でも優勝されるなど、どんどん活動を展開されています。
続いて、日本患者学会の代表・深田さん。
難病患者の当事者でもある深田さんは、自分のような人はたくさんいるんじゃないかと考え、難病に苦しむ患者の課題解決を目指す「日本患者学会」の代表を勤められています。
代表に就任する前に、いろいろなビジネスプランコンペに出場され「いいね、頑張れ！」と言われ続けたのですが、edgeでは全く違った反応だったそうです。
「なぜあなたがこの事業をしたいと思っているのか」「他にこんな類似団体がいるけど、なぜ新たに事業を展開するのか」という根本の問いを投げかけられ続けたそうです。その結果、「自分が会社を引っ張るわけではなく、いろいろな人のサポートをしよう」と事業展開の方針を変更。現在は社会起業家のコンサルティングのような業務をメインに行っています。
最後はNPO法人Co.to.hanaの代表・西川さん。
西川さんは、学生時代に自分の学費を稼ぐため、学校以外の時間をずっとアルバイトに費やしていたそうです。そんな中、建築家・安藤忠雄さんの講演会での「自分の未来は自分でつくる」という言葉に感銘を受け、大学卒業と同時に法人を設立。現在は、社会的活動を行う団体のデザイン支援を行っています。
edgeに参加したのは設立から5年目の年。当時スタッフは6名でした。今後、どう活動を展開しようかと悩み、edgeに参加したそうです。
当時は『NPOデザイン検定』という、NPOの情報発信スキルを高めるための指標をつくろうと考えておられました。しかし、いろいろな方からアドバイスをいただいてプランを変更していき、『NPO HUB』という構想にいきついたそうです。現在は、当時のプランに近い「TUMUGUBA」という、子どもの支援を行っている団体をつなぐような事業を展開されています。
それぞれの事業に対する想いのお話を共有したあとは、クロストーク。edgeに出場したうえでの想いについてトークを繰り広げました。
「なんでここまで言われないといけないのかと、少し腹が立ってしまうくらいまでいろいろ言われました。」「でも、それは自分の未熟さゆえ、受け入れられるキャパが少なかっただけなんだと、あのとき気付きました。」「そこまで根気づよく伴走してくれるedgeのメンターの人達には、頭が下がりますよね。」「今でも法人のことや自分のことをすごく気にかけてくれるメンターもいます」「そんな出逢いがあるのがいいですよね」最後に3者で交わしていたこの言葉こそが、edgeの特徴のような気がしました。
最後、トークを聞いていただいた参加者のみなさまの感想や質問もたくさん出てきました。「起業することで生活は劇的に変わりましたか？」「立ち上げ当初、資金や人的資源はどうやって確保したんですが？」「そもそも社会起業家ってなんですか？」など。この場でしか聞けないような質問もたくさん出て、それぞれに丁寧に答えられました。
edgeは「ビジネスプランコンペ」とありますが、ガチガチにかためられたプランを持って来る場ではありません。むしろ、「具体的にどう進めるかは決めてないけど、こんなことできたらいいな、やってみたいな」と思うようなプランも歓迎です！
まずは、今回と類似のトークイベントと、説明会もあるので、ぜひご参加ください◎
もし両日参加が難しい場合は、直接メールでのご相談も可能です。
エントリー〆切は7月12日ですので、迷われている方はぜひ何かしらのアクションをしてみてください◎
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神戸ソーシャルキャンパスを運営するNPO法人しゃらくさん、ご協力ありがとうございました。
［NPO法人edgeは、たくさんの関西の社会起業家の想いが集まって成り立っている法人です。］