ソーシャルビジネスの組み立て方について〜その②〜

ソーシャルビジネスプランコンペedgeの中で、メンターがよくプレイヤーの方にお伝えしている、

「ソーシャルビジネスの組み立て方」についてお伝えします。

3回に分けて記事を更新していきます。

 

第二回目のテーマは「目指す状態・目指す社会を描くです。

 

 

先日更新した「現状の解像度を上げる」の続きとなります。

 

<目指す状態・目指す社会を描く>

社会課題の実像が解像度高く見えてきたら、

次に「その社会課題、社会課題を抱える人々が、どのような状態になればいいのか?という「目指す社会」を描いてください。

 

みなさんが耳を澄ました「生の声」の中に「こうなったらいいなぁ」「本当はこんな状態にしたいんだよ」といった声が含まれていたはずです。

 

それらを反映させた「目指す社会」を描いてください。

これでやっと「コレコレな「社会課題」を解決して「目指す社会」を実現する」というソーシャルビジネスの背骨が見えてきました。

 

この背骨が、あなたのビジネスの「目的」でもあるのです。

 

<当事者の声に耳をすます 現場を感じ取る>

 

この「目指す社会」を実現するには「社会課題」が生じる「原因」をつかむ必要があります。

原因がはっきりすれば解決策が決まるからです。

 

例えば、家の天井からポタポタと水が落ちていたら、それはもう大工さんに依頼する一択ですが、

依頼された大工さんは現場を調べながら「どこに何があって雨漏りするのか」「そもそも雨漏りなのか?」を

探り探りしながら原因を特定していきます。

 

そしてついに

「天井の水は2階の水道配管をつたって落ちてきています。それをたどると2階の屋根裏で水道配管にヒビが見つかりました。水道元栓を止めると1階天井からの水滴落下が止まりましたので、2階の屋根裏の水道配管のヒビが原因とわかりました。なのでヒビを修理してください」という

原因と解決策が特定されます。

 

このように、原因も解決策も現場にあることが多いものです。

はじめに当事者の方の「声」を聴きましょう。

 

現場を五感全開で感じ取りましょう。